松屋『Matsuシェイク』が『バニラシェイク』に改名、パッケージまで刷新は異例

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松屋が店舗限定で展開する甘味シェイクが2026年7月14日、商品名を「Matsuシェイク」から「バニラシェイク」へと改め、あわせてカップのロゴや告知ポスターのビジュアルを丸ごと刷新した。味も価格も販売時間も、取扱店舗の数も変えていない。変わったのは「名前」と「見た目」だけだ。すでに売り出して約3か月の商品が、売れ行きも店舗数も伸ばしている最中に名前とパッケージをまとめて入れ替えるのは、松屋の店舗限定ではかなり異例と言っていい。

バニラシェイク 新デザイン
引用元: 松屋フーズ公式

変わったのは「名前」と「見た目」、変わらないのは「中身」

刷新前後のポスターを見比べると、変わった点は主に4か所に絞られる。

  • 商品名: 「Matsuシェイク」→「バニラシェイク」。カップ下の品名も「Matsuシェイク バニラ」から頭の「Matsuシェイク」が外れ、トッピング2種も同様にリネーム
  • カップのロゴ: 斜めに置かれた手書き風の筆記体「Matsu Shake」から、円形エンブレム型の「MATSU Sweets」へ。ぐっと記章のように整った意匠に様変わり
  • ポスターのブランド表記: 「Matsuシェイク」から「Matsuyaのシェイク」へと、松屋の英字表記を省略せず綴る形に
  • 背景の青空: より深く鮮やかな青へ

一方で、「甘い松屋、解禁。」のキャッチコピー、5:00〜24:00の販売時間、黒いストロー、3種のラインナップ、左上の松屋ロゴは旧デザインから引き継がれている。中身は一切いじらず、まとう服だけを総取り替えした格好だ。

バニラシェイク 旧デザイン(Matsuシェイク時代)
引用元: 松屋フーズ公式

なぜ今、名前まで変えたのか(※編集部の勝手な深読み)

店舗も売れ行きも伸ばしている真っ最中に、わざわざ名前とパッケージまで踏み込んで変える。公式の説明はないが、いくつか想像はできる。

ひとつは「名前の紛らわしさ」説。「Matsuシェイク」は響きだけ聞くと、他社の甘味・シェイク商品と取り違えられやすい。「マツ」と「スキ」のように一音違いの競合ネーミングと店頭で並ぶと、口頭ではまず聞き分けられない。中身をそのまま言い切る「バニラシェイク」へ寄せたのは、フレーバーで覚えてもらう素直な逃げ方だ。「◯◯シェイク」ではなく「バニラ」から入る名前は、今後いちご味・チョコ味と展開を広げるときにも収まりがいい。

もうひとつは「ブランド化」説。カップのロゴが「Matsu Shake」から「MATSU Sweets」へ変わったのが象徴的で、シェイク一品の名前から、甘味ライン全体を束ねる"屋号"へと格上げされている。折しも同じ7月14日、松屋は和スイーツ「豆乳ぷりん」を新発売したばかり。甘味を「牛めしのついで」ではなく、ひとつの売り場として育てにかかっている――そう読むと、この「MATSU Sweets」への衣替えは布石にも見えてくる。

(いずれもあくまで編集部の推測で、公式発表に基づくものではない。)

ラインナップと価格は据え置き

名前が変わってもメニュー構成と価格はそのまま。プレーンの「バニラシェイク」に、トッピングを加えた2種を合わせた計3種。

メニュー S M
バニラシェイク 180円 240円
バニラシェイク&ストロベリー 290円 350円
バニラシェイク&チョコ・ココアクッキー 320円 380円

新デザインのポスターでも、ストロベリーは赤いソースと果肉、チョコ・ココアクッキーはチョコソースと砕いたクッキーをのせた様子が写り、この見せ方は旧デザインと共通だ。

4月の5店舗から、わずか3か月での衣替え

このシェイクは2026年4月24日に「Matsuシェイク」の名で全国5店舗から静かに登場し、6月9日に12店舗、7月7日に30店舗と段階的に取扱を広げてきた。そして7月14日の午前には掲載名の変更と同時に50店舗へ拡大(店舗の内訳は別記事にまとめている)。そのわずか数時間後に、商品画像そのものがこのビジュアルへと差し替わった。4月の登場以来、商品画像が丸ごと入れ替わるのは今回が初めてで、拡大→改名→パッケージ刷新がほぼ同日に畳みかけられた形だ。まだ手にしていない人は、旧「Matsuシェイク」パッケージが早くも"レア"になったことになる。

編集部コメント

中身は同じなのに、名前もカップも別物に。『マツ』と『スキ』、語感が近すぎた…?なんて勘ぐりたくもなる大胆な衣替えです。

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